週刊チャート分析

週刊チャートナビ 2023/1/14 USDJPY(ドル円) 

こんにちは、Masayaです。今週の相場分析していきます。

今回もUSDJPY(ドル円)を分析していきます。この記事は週明け投稿した記事を一度見ていただくと、理解が深まるので是非ご覧ください。

USDJPY 2023/1/10 週明け分析こんにちは、Masayaです。週明けの相場分析をしていきます。 今回もUSDJPY(ドル円)を分析していきます、この記事は先週投稿...

※注)この相場分析記事は個人のトレード経験を基に作成しています、参考にされるのは大変うれしいですが、この記事を基にトレード(エントリー)をせず、必ずご自身で考えリスク管理したうえでエントリーしてください。

今回の目次です。

今週の相場はどう動いたのか?

・週明け9日は成人の日で祝日でしたが、朝から上昇を見せました。

結構強い上げだったのでこのまま上昇転換していくのか?と思う場面でしたが一日を通して行って来いの展開に。

・10日~11日までは小幅に上下しながらゆるやかに上昇していきました。

その後12日はopenから緩やかに下落をしていき、NY時間に入り「フィラデルフィア連銀の要人発言」による「0.25%の利上げが適切となるだろう」という発言に反応しドル売りが進みました。

・12日の高値132.500→安値129.300と大きく動く日になりました。

13日は前日の下落を受けて引き続きトレンド継続、今週の引け時には安値を更新し127円台に入り小反発を見せ終了。

大きな流れは上記になります、ではチャートを見ていきましょう。

H4で平行線を引いてみて今後の動きを予想

H4クラスで①・②と平行線を引いてみました。

過去チャートを見て大きく下げたところと、直近のネックラインの安値をガイドに①の平行線を引いてみました。

画像を見てみると①のサポートラインは過去にはレンジの抵抗帯として、ブレイク前のレジスタンスラインと機能しているので、この平行線は機能していると見れます。

続いて②の平行線は過去チャートをみて、ネックラインと機能している部分をガイドに引いてみました。

この大きく囲った部分では反発が起こっているため、多くの人が注目している部分と言えます。そのため、ここでの反発は予想されます。
H4クラスのトレード戦略としては、①・②のサポートラインに対するアクションを見せることで戦略を変えていく必要があります。

考えることは2つです。

・買いたい人はどこで買いたいのか?
・売りたい人はどこで売りたいのか?

上記の2つを頭に入れ、少し小さい時間軸で分析することが重要です。

もう少し小さい時間軸で分析していきます。

 

H1を分析すると見えてくること

H1(1時間足)を見ていきます。

1時間足は私が一番分析するのに使う時間軸なので、とても重要となります。

※H4で引いた平行線⑤・⑥が追加されています。

③のH4下落トレンドラインで頭を抑えられ、④の上昇トレンドラインを下へブレイクし下落転換していきました。
⑤で一度反発し一度全戻ししましたが、売り圧力には勝つことが出来ず⑤のサポートラインを下へブレイクしていき大きな下落になりました。

 

M15で見えてくること

M15(15分足)を見ていきます。

※新たに⑦の下落チャネルを引いています。

M15を見ていくと、小さい値幅であっても力強い下落相場が続いており、平行線⑥には到達できませんでしたが、安値を更新し反発して引けていきました。

⑦のトレンドラインまで戻しているため、今後はこのチャネルラインをブレイクして一度下落反発で上昇していくのか?、またはこのチャネルラインに頭を押さえられて再度下落していくのか?が注目されます。

この時間軸まで分析を落とし込むことで、トレード戦略がより具体的になります。

チャネルラインを絡めたトレード戦略は上記になりますが、平行線をか絡めるとさらに先までトレード戦略を作成することが出来ます。

 

平行線を絡めたトレード戦略

線と数字が増え見にくくなりましたが、一つ一つ説明していきます。

⑧の下落・・・H4で引いた⑥の平行線を下へブレイクし下落が加速していくシナリオ

これは下落圧力に押され、続落するパターンです。この場合、最もトレンドに沿ったエントリー方法と考えられます。大局は下落トレンドであり、下部には抵抗帯があります。その抵抗帯に一度トライする動きが出てくる可能性もあります。

⑨の反発・・・前回安値を更新し反発していくシナリオ

これは一度下落し、安値を更新してから反発し、チャネルラインをブレイクしていくパターンです。この場合、週明けに利確が進むにつれ買い戻しが入り、反発し続ける可能性があります。これまでのトレンドに対して修正波が発生する動きも出てくるかもしれません。

⓾H4平行線⑤まで戻す動き・・・下落が強かった分、反発も大きくなるというシナリオ

相場は急騰があれば急落があり、急落があれば急騰があるという特徴があります。そのため、長期の時間軸で急落があったと仮定する場合、長期の反発もあり得ると考えられます。そのため、その反発を取りに行く戦略も立てることができます

⑪の大きな下落トレンド回帰・・・⓾の上昇修正が発生した後H4平行線⑤で抑えられ、再度下落していくシナリオ

相場はトレンド→レンジ→トレンドのサイクルで構成されているため、今後レンジ相場に入ると仮定する場合、⑤と⑥の大きなレンジ相場と見ることができます。そのため、大きなレンジ内で上下する動きを想定することも可能です。

 

まとめ

現時点でのチャート分析は上記になりますが、週明けにどの程度のギャップが発生したかによっては、値動きも変わってきます。
そのため、全く異なるシナリオが発生する可能性もあります。

しかし、週末に時間を作ってこのように次週の相場を予想しておくことで、次週のエントリー時に落ち着いてエントリーすることができ、エントリー戦略ポイントまで待つことができるため、負けることが少なくなるメリットもあることを覚えておいてください。

 

というわけで、以上です。

私はエリオット波動を用いて大きな時間軸でどこまで伸びるのか?などを見たりしています。有料記事ではありますがエリオット波動について詳しく書いている記事なので、併せて読んで頂くと理解が深まると思います。

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PS:普段の私は「Twitter」を軸に相場の発信をしています、最近は「トレード講座」の作成にも注力しており、相場の基本的な考え方が学べます。